かご丸くん®(大型円筒金網)
■ 完全版(9分15秒)
■ 短縮版(1分43秒)
・NETIS登録番号 : KK-160001-A
・特許番号・特許第6203671号,特許第6272261号
・国土交通省建設技術研究開発助成制度に採択された工法
より大型な円筒金網により、河川護岸の復旧や山間斜面の復旧に主眼を置いたかご工据える前に陸地で組立てが可能
Hmax=8m程度(山留)
「かご丸くん」は、国土交通省建設技術研究開発助成制度に採択され開発を行った工法です。
「かご丸くん」の特長
より早く、より確実に復旧できます
- ・かさ張らない(半円筒の金網を重ね合わせた状態により現場へ搬入)
- ・組立てが簡単
- ・かご丸くんは型崩れしないので、機械化施工により割栗石の中詰め作業が可能
- ・かご丸くんをクレーンで吊ることができるので作業が早い
- ・かご丸くんをチェーンで緊縛するため、安定性が高い
- ・長期耐久性に優れている
- ・亜鉛-10%アルミニウム合金めっき(300g/㎡以上)鉄線を用いた先めっき溶接金網を使用。
通常の亜鉛 めっきよりも、同じ付着量で約2倍の耐食性を有している。 - ・施工実績:833㎡(2016.3現在)
主な用途
- ・河川護岸の復旧
- ・山間地斜面の復旧
かご丸くんの部材構成
かご丸くんの構造性-2
長期耐久性に優れている
かご丸くんの本体には、亜鉛-10%アルミニウム合金めっき(300g/㎡以上)鉄線を用いた先めっき溶接金網を使用。通常の亜鉛めっきよりも、同じ付着量で約2倍の耐食性を有している。
基本形状
「かご丸くん」施工手順
1.コイルによる円筒金網の連結
2.コイル(鉄線径φ 4 mm)により底蓋を固定
3.吊り上げ金具の取り付け
吊上げ金具は連結部のコイルから20 cm程度離して留めること
4.割栗石の投入
割栗石投入後,空隙を小さくするため,吊上げて軽く地面に落とし振動を与える。
5.割栗石上面を人力により整える
6.コイル(鉄線径φ 4 mm)を用いて上蓋を取付ける
7.据付け、チェーン緊縛
かご丸くん施工事例①
- ●工 事 名 :平成26年度財の神林道(林業専用道)新設工事
- ●発注事務所:林野庁 東北森林管理局 秋田森林管理署
- ●施 工 規 模:A=118.8㎡ H=5.0m(最下段2列)
- ●概要:掘割構造の林道新設区間において、掘削中に土砂崩落。崩落範囲から線形を内側に振り、崩落部分をかご丸くんで押え盛土を行なった。
かご丸くん施工事例②
- ●工 事 名 :新沢林道災害復旧工事
- ●発注事務所:林野庁 東北森林管理局米代東部森林管理署
- ●施 工 規 模:A=118.8㎡ H=5.0m
- ●概要:当初、ブロック積みで設計されていたが、他の箇所で掘削を行なった際、地山が崩れてしまったため、安全に施工を行なえる工法としてかご丸くんが採用となった。
かご丸くん施工事例③
- ●工 事 名 :林道小平線道路崩落復旧工事(第1工区)
- ●発注事務所:山形県北村山郡大石田町役場
- ●施 工 規 模:A=32.4㎡ H=3.0m
- ●概要:道路脇が畑で地盤が粘性土。道路盛土が水道となり斜面が崩壊した現場。舗装面もクラックが生じている状況。透水性及び支持力確保のため、基礎下面50cmを再生クラッシャランとし計画した。
かご丸くん施工事例④
- ●工 事 名 :スマキ林業専用道新設工事
- ●発注事務所:林野庁福島森林管理署
- ●施 工 規 模:A=20.7㎡ H=2.0m
- ●概要:斜面クラックなどが発生した地滑り地の土留め。現地採取の捨石により根固め工を計画。